『野菜も人も畑で育つ』を読んで
最近読んでいて、とても面白かった本📖
長野県の中山間地に60枚の畑を有するのらくら農場。
農繁期には16名程で運営し、50~60の多品目を中量生産する。
のらくらという言葉とは逆に、常にバタバタ。
でも、行動計画は綿密に練られておりとても効率的。
野菜の栄養は化学式で考え、狙い通りの高栄養価をオーガニックで実現。
中でも、レッドケールは栄養価コンテストでグランプリを受賞する。
経営者の萩原さんの、今に至るまでの経緯が記されている。
面白かったのは、規模が全く違うのに、畑のバタバタ具合がなんだか共感できる。
萩原さんの新人時代は暗中模索の状態で、突破口は土壌分析だったよう。
栄養価を検視することで改良策を見いだした。
化学式なんて苦手だけど、楽しそうに書いていたのでとても引かれた。化学式勉強してみようかな…と。
そして、仲間同士協力して働いている様子が生き生きしていてとても素敵だった。
苦難を重ねながらも、お互いに得意分野を生かしながら成長している感じ。それを支える萩原さんの愛情の深さを感じた。
一枚の畑にかける時間は3.5日/年。かける時間の長さ=愛情とは限らないんだよね。
何だか、色々と刺激された本だった。
とりあえず、思いっきり畑楽しみたい🎶